12月に入り、忘年会やイベントでお酒を飲む機会が増えている方も多いのではないでしょうか? 楽しい時間はあっという間ですが、翌朝の鏡を見て「あれ、肌が荒れてる…」「吹き出物が…」と落ち込むことはありませんか?
実はそれ、肝臓(東洋医学でいう「肝」)からのSOSサインかもしれません。
今回は、お酒と肌荒れの意外な関係と、この時期にぜひ摂ってほしい「しじみ」のパワーについてお話しします。
🔥お酒の「熱」が顔に出る?東洋医学で見る肌荒れの原因
お酒を飲むと顔が赤くなるように、アルコールは体に強い「熱」を生じさせます。
■「肝」にこもった熱が上昇する
東洋医学では、肝臓(肝)は解毒を司るだけでなく、体内の「気(エネルギー)」や「血(血液)」の巡りをコントロールする場所と考えられています。お酒を飲みすぎると、解毒が追いつかずに「肝」に熱がこもります。
■肌荒れ・吹き出物は「熱」の出口
熱は上へと昇る性質があるため、顔周りに影響が出やすくなります。
- お顔の赤み・ほてり
- 化膿しやすい吹き出物(ニキビ)
- 肌の乾燥やガサガサ感
これらは、体内に溜まった過剰な熱を外に逃がそうとして起こる反応なのです。
💎肝臓の栄養剤!「しじみ」がもたらす驚きの効果
そんな「肝」の疲れを癒やしてくれる最強の味方が、昔から「生きた肝臓薬」とも呼ばれるしじみです。
■良質なたんぱく質で肝細胞を修復
肝臓がアルコールを分解する際には、大量のたんぱく質を消費します。しじみには、肝臓の細胞を再生・修復するために必要な「良質なたんぱく質(アミノ酸)」がバランスよく含まれています。
■オルニチンが解毒をサポート
しじみ特有の成分「オルニチン」は、有害なアンモニアを解毒するサイクルを助け、肝臓全体の負担を軽くしてくれます。
■タウリンで胆汁の分泌を促進
胆汁の出を良くすることで、脂肪の消化を助け、ドロドロになりがちな血液をサラサラにするサポートをしてくれます。
🍲忘年会シーズンを乗り切るための「養生法」
お酒と上手に付き合い、肌もお腹も健やかに保つためのポイントをまとめました。
- 「しじみの味噌汁」を習慣に
飲んだ翌朝はもちろん、飲む前に一杯のしじみ汁を飲むだけでも肝臓の保護に繋がります。 - 土の中の食べ物も一緒に
以前のブログでもご紹介した通り、根菜類などの「土の中の食べ物」を摂ることで、深部体温が安定し、自律神経が整ってアルコールの分解効率も高まります。
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【原因は気温差?】疲れとだるさの正体「寒暖差疲労」を自律神経から対策 - 右脇腹を温める
肝臓は右の肋骨の下あたりにあります。ここに蒸しタオルやカイロを当てて温めると、血流が良くなり、肝機能が活性化します。
🏃♀️まとめ:内臓を整えて、清々しく新年を迎えましょう!
お肌の不調は、体の内側(内臓)の状態を映し出す鏡です。 「肝」を労わることは、肌荒れを防ぐだけでなく、年末の疲れを翌年に持ち越さないための大切な秘訣です。
もし「セルフケアだけでは疲れが抜けない」「お酒を飲むと腰痛や肩こりがひどくなる」という方は、内臓の疲れからくる筋肉の緊張かもしれません。
当院では、鍼灸や整体を通じて、内臓の疲れ(自律神経の乱れ)にもアプローチしています。 心身ともにリフレッシュして、最高の状態で新年を迎えられるよう、お手伝いさせていただきます!



