外反母趾を放置すると大変な事に!?
■見過ごせない足の変形:外反母趾とは?
おかげさまで、ゆう助はりきゅう接骨院には年間約400名以上の方がご来院されています。
その内、足のトラブルで3割を超える方にご利用頂いておりますが、その中で主なトラブルが【外反母趾】です。
外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に向かって曲がってしまう変形のこと。
「たかが親指の変形」と思っていませんか?
実は、外反母趾は見た目の問題だけでなく、進行すると下記のような様々なトラブルを引き起こす可能性があるのです。
- 親指の付け根の痛み
曲がった親指の付け根が靴に圧迫され、炎症や痛みを引き起こします。 - 足の裏の痛み(中足骨頭痛など)
親指が正常に機能しなくなることで、足裏の他の部分に負担がかかり、痛みが生じます。 - つま先のしびれ
神経が圧迫されることで、つま先にしびれを感じることがあります。 - 巻き爪
親指の変形が爪の生え方に影響し、巻き爪を引き起こすことがあります。
さらに、今は足に痛みがなくても、足元の歪みは全身のバランスを崩し、膝痛、股関節痛、腰痛の原因となり、肩こりや頭痛といった不調につながるケースも少なくありません。
放っておくと、将来的に歩行困難になるケースもあるのです!
人生100年時代と言われる現代において、いつまでも自分の足で健康に歩き続けることは、健康寿命を延ばすための重要な要素です。
足元のトラブル、特に外反母趾は、早めの対策が肝心です。
「外反母趾かな?」と思ったら… 病院に行くべき? 正しい知識を身につけましょう
「もしかして外反母趾かも?」
と感じても、
「病院に行くほどのことなのかな?」
と悩む方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、外反母趾の定義から、ご自身でできる対策、そして医療機関を受診する目安まで、正しい情報をお伝えします。
■知っておきたい!外反母趾の定義と進行度
外反母趾の重症度は、足の親指(母趾)が外側(小指側)へ曲がっている角度(外反母趾角:HVA)によって分類されます。
ご自身の足の状態を把握するために、まずはその定義を知っておきましょう。
●外反母趾の進行度分類(身体初見:外反母趾角 HVA)
①前段階(HVA < 20°)
この段階では、まだ明らかな変形が見られない、または軽微な状態です。
しかし、油断は禁物!
文献によってはHVAが15°を超えると軽度外反母趾と定義されることもあるため、注意が必要です。
- 足底筋の硬さ
足の裏の筋肉が硬くなっていないかチェックしましょう。 - 足趾の可動域
親指をはじめ、足の指がスムーズに動かせるか確認しましょう。 - 足趾の自由度
指を一本ずつ意識して動かせるか試してみましょう。
この前段階で外反母趾の進行を食い止めることが、最も効果的な対策となります。
適切な運動療法や靴選び(インソール)が非常に重要です。
②軽度~中等度(20°≦ HVA <40°)
親指の曲がりが目に見えてわかる段階です。
- 保存療法
痛みを軽減するためのケア(マッサージ、ストレッチなど)。 - 靴選び(インソール)
足に合った靴を選び、必要に応じてインソールを使用します。 - 運動療法
足の筋肉を鍛え、関節の動きを改善する運動を行います。 - 装具療法
痛みが強い場合や変形が進行している場合は、装具を使用することもあります。
痛みがなければ、これらの保存療法で対応することが可能です。
しかし、これらの方法で痛みが改善しない場合は、手術が選択肢となります。
③重症(40°≦ HVA)
親指の変形が著しく、日常生活に支障をきたすほどの痛みが生じていることが多い段階です。
この段階で痛みを伴う場合は、手術を推奨しております!
手術を希望されない場合は、保存療法を継続的に行うことになりますが、進行を完全に止めることは難しい場合があります。
放置は悪化の一途… 外反母趾は継続的なケアが重要です!
外反母趾は、虫歯と同じように、放置しても自然に治ることはありません。
むしろ、日々の生活の中で徐々に進行していく可能性が高いです。
そのため、早期発見と継続的なケアが非常に重要となります。
ゆう助はりきゅう接骨院では、外反母趾の早期発見のためのフットケア、進行を遅らせるための運動療法やインソールの提案など、お客様一人ひとりの足の状態に合わせた丁寧なケアを行っております。
「もしかして外反母趾かも?」と感じたら、ゆう助はりきゅう接骨院にご相談ください。
あなたの足の健康寿命を延ばすために、全力でサポートさせていただきます。